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【リサイクル奮闘記】リサイクル化への挑戦

こんにちは、船木です。
サステナブル活動の一番の目的である、プレイマットのリサイクルについて今回はお伝えします。
プレイマットをリサイクルするということは、まずはプレイマットを受け入れてくれる会社を探さないといけません。
プレイマットを回収して原料に戻し、新たな製品になるまでの循環サイクルの構築です。

まず、プレイマットの中身は「ポリエチレン」という素材になります。いわゆるプラスチック素材の一種になります。
8層の高密度ポリエチレンからなる発泡体で出来ており、「高密度EPE(発泡ポリエチレン)」と呼んでいます。
そして、プラスチックのリサイクルは大きく分けて下記3つのリサイクル方法があります。

(1)マテリアルリサイクル
廃プラスチックから新たなプラスチック製品を作る方法。廃プラスチックを溶かして原料に戻した後、新たな製品に加工します。
一例として洋服や文具、道路などに生まれ変わります。
(2)ケミカルリサイクル
廃プラスチックをさまざまな手法で科学的に分解し、製品の原料などに再利用するリサイクル方法。
高炉で還元剤として再利用したり、最近ではペットボトルからペットボトル化への再生も実現されています。
(3)サーマルリサイクル
廃棄物を焼却する際に発生する熱エネルギーを回収して、利用するリサイクル方法。
廃プラスチックは紙類と比べると発熱量が大きく、燃やした際の焼却熱を温水プールや発電に利用したりします。

今回のプレイマットのリサイクルは(1)のマテリアルリサイクルを用いて新たな製品に生まれ変わることを目標とします。
さて、目標は決まったもののどういった企業に声をかけたらいいのか模索する日々の中、サステナブルの展示会にも足を運びヒントを探していました。
そんな中、弊社代表に川口商工会議所に相談するといいとアドバイスをいただき早速、相談をしました。

そこで和光紙器株式会社さまをご紹介いただきました。(https://www.wakosiki.co.jp/
和光紙器株式会社さまは梱包材を取り扱う会社で、環境に配慮した梱包資材の製造もおこなっており、今地球上にある資源の有効活用を考え、持続可能な開発と資源管理を考えたサーキュラーエコノミーへの取組みを積極的に行動し実現されています。
また、地域イベントへの参加や支援学校への活動など、次世代へつなぐ地域活動にも取り組まれていて感銘を受けました。
そして本社は弊社と同じ、埼玉県川口市にあるとのことで、さらに親近感を感じました。

その和光紙器株式会社さまが昨年10月に開催された、川口市市産品フェア2023というイベントに出展されると聞き、当日お話しに伺いました。
川口商工会議所の方から紹介いただく前にコーポレートサイトを拝見し、サステナブルに積極的に取り組んでいる姿が素敵だなと思っておりました。
実際にお話しした際もとても快く気さくに対応していただき、プレイマットの中材である高密度EPEも持参し見ていただいたところ、プレイマットのリサイクルという新たな試みに共感いただき、その後はメールにてやり取りが続きました。

弊社のプレイマットは日本で企画をし韓国で生産を行いますが、海外製となると環境資料が揃えられるか、有害物質の有無の証明が必要とのことでした。
そこで私は、何でもリサイクルできることでは無い、当たり前ではありますが安全の上にものづくりは成り立っているのだと改めて痛感しました。
有害物質の有無の証明として世界的な認証機関SGS(スイス)での安全品質認証検査結果の提出、
その後、まずはリサイクルに適しているかの「トライアルテスト」が必要になるとのことで、そのための高密度EPEをテストに必要量の約50Kgの準備を行いました。
トライアルテストの内容とは、高密度EPEを減容(粉砕し溶かして圧縮し容量を少なくすること)をして、ペレット化(粒状のプラスチックの塊)にするまでのテストとなります。

初めてのことばかりで分からないことだらけの私に、和光紙器株式会社さまはずっと優しく丁寧に対応していただき、この会社とリサイクルを実現できたらという思いが一層強まりました。
気持ちが高まる中、いよいよトライアルテストです。
トライアルテストの様子は次回に!
次回は「【リサイクル奮闘記vol.2】トライアルテストでプレイマットが生まれ変わる?!」

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