こんにちは、船木です。
前回は和光紙器株式会社の皆さまとお会いし、プレイマットのリサイクル化へ共感いただき、プレイマットの安全性のチェックを経て、まずはプレイマットの中材の高密度EPEのトライアルテストを、というところまででした。(【リサイクル奮闘記】リサイクル化への挑戦)
いよいよ、今回はトライアルテスト本番です。
テストに必要な高密度EPE約50Kgを積み込み、当日は私と弊社物流メンバーの計3名で和光紙器株式会社 岩槻事業所に伺いました。
初めてお会いした日から数カ月経っていて、打ち合わせに慣れていない私はどのように話そうと直前まで緊張しながら当日を迎えました。
そんな私を社員の皆さまが温かく迎え入れていただき、私の緊張はあっという間にほぐれていました。

打ち合わせでは高密度EPEを実際に広げ、手に触れていただきながら、リサイクルに適するもの適さないものを伺いました。
適するものは重金属測定にクリアしているもの、適さないものは油汚れ・鉄粉・ほこり・カビ・アンモニアは厳禁であること。
例えば弊社のようなお子さま向け商材ですと、吐きこぼし、ジュースなどの汚れも適さないものに該当するということでした。
お話しを伺いながら、これからリサイクルに向けて進める中で、NGになるものが多いかもしれない・・と思っていましたが、ほこりは高密度EPEのの中に入らなければOK、アンモニアは水で流せばOKと選別の基準や対処法についても丁寧に教えてくださいました。
その他にもお子さまの吐きこぼしの跡や汚れ、カビ、ジュース等の染み込み等は汚れの部分のみをカットするなどを助言いただきました。
私自身、お話しに夢中になってしまうので、一字一句忘れないようにと必死でメモを取りました(;^_^

打ち合わせ中に何より感動したのは、私の思いを話した際に一つ一つ受け止めていただいたことです。
そして、環境への取り組みを実行されていること、お互いの拠点が近く地域性があること、未来の子どもたちに向けた気持ちなどお互いの思いや方向性に共感することが多く、お話しさせていただきながらジーンと心を打ち、感動の連続でした。

そして打ち合わせ後は、いよいよトライアルテストです。

↑写真左から右へ
まずはプレイマットの中材である高密度EPEを適切なサイズにカットを行います。
その後、減容といってカットした高密度EPEをさらに粉砕し、専用機で溶かして固めます。
固まったものを更にペレット化といった粒状の原料に戻し、最後は新たな製品に生まれ変わります。
モノづくりや製造工程を見ることが大好きな私は、終始ワクワクした気持ちで見学をさせていただきました。

最後に、私がこのサステナブルの活動ブログを書いていることをお伝えし、お写真をお願い出来ないかと相談したところ、快くご対応いただきました。
（私が一番楽しんでいるような表情となっていますが、、実際貴重な経験で楽しかったです！）

今回のトライアルテストはプレイマットのリサイクル化へのスタートに過ぎませんが、私にとって挑戦の大きな一歩でした。
まだまだ課題も多く出てくると思いますが、その全ての困難や挑戦も頑張りたいと強く思いました。

そして、常にものづくりを進化させ続け、地球環境や地域社会へ積極的に取り組まれている和光紙器株式会社さまと今回このような機会をいただきまして、
あらためまして感謝とともに御礼を申し上げます。

最初は一人でスタートしたサステナブル活動も、たくさんの方とお会いしお話しをする中で、自分の中で気持ちの変化もありました。
この活動ブログの最初の方で、
私は、『プレイマットが新たな製品の原料として生まれ変わり、限りある資源の新たな価値になりたい。』と思っています。
と書きました。
この思いは希望ではなく実現させること、そして、もっと活動の幅が増えるようにこれからも行動を続けていきます。